ドラマ『トンイ』は登場人物がとても多く、物語の前半・後半で顔ぶれや立場も大きく変わります。
この記事ではトンイの主要・脇役キャラの登場人物・キャストをご紹介します。
主人公トンイと主要キャスト
ここでは、物語の核となるトンイを中心に、彼女の人生に大きな影響を与える主要キャラクターたちをご紹介します。
トンイ/淑嬪崔氏:ハン・ヒョジュ(子役:キム・ユジョン)


【俳優名】ハン・ヒョジュ(子役:キム・ユジョン)
主人公 トンイ(同伊)/淑嬪崔氏(スクピンチェシ)
本名:チェ・ドンイ。明るく努力家で、正義感と知性に溢れた賤民出身の少女。剣契(コムゲ)の頭目であった父と兄を冤罪で失い、身を隠すため「チョン・ドンイ」と名乗り宮廷入り。掌楽院(チャンアグォン)の奴婢から監察府(カムチャルブ)女官、そして粛宗の寵愛を受け承恩尚宮を経て、正式な側室(淑嬪)となる。
粛宗(スクチョン):チ・ジニ

【俳優名】チ・ジニ
李氏朝鮮第19代国王。明るく闊達な性格で民を思う心を持ちながらも、政治的には厳しい決断も辞さない人物。西人派と南人派の対立に頭を悩ませつつ、王としての重責を全うしようとする。
身分を隠しているトンイと偶然知り合い、彼女の聡明さと正義感に惹かれていく。チャン・ヒビンを寵愛し側室とするが、やがて仁顕王妃との間で揺れる中、トンイへの信頼を深め、承恩尚宮(正五品)に取り立てる。
実在の粛宗の解説についてはこちら
・粛宗の側室は何人?張禧嬪・トンイ・仁顕王后と家系図で読み解く朝鮮王朝19代王
チャン・ヒビン:イ・ソヨン

【俳優名】イ・ソヨン
本名・張玉貞(チャン・オクチョン)。粛宗の寵愛を受けて承恩尚宮から側室に昇格し、ついには世子を産んで「禧嬪」の称号を得る。生まれは低いが強い野心と誇りを持ち、才覚によって宮廷でのし上がった。外見は清楚だが、内には激しいプライドと執念を秘めている。
チャ・チョンス:ペ・スビン

ソ・ヨンギ:チョン・ジニョン

仁顕(イニョン)王妃:パク・ハソン

【俳優名】パク・ハソン
粛宗の正室(継室)。温和で慈愛に満ちた人物だが、子に恵まれず廃妃される。トンイの助力で復位するも、若くして逝去
トンイの家族
父チェ・ヒョウォン:チョン・ホジン

【俳優名】チョン・ホジン
優れた仵作人(検視官)で捕盗庁のソ・ヨンギとは旧知の仲。剣契の頭目である。陰謀により冤罪を着せられ、息子ドンジュとともに命を落とす。
兄チェ・ドンジュ:チョン・ソンウン

【俳優名】チョン・ソンウン
掌楽院の楽師であり、剣契の一員。妹トンイを守ろうとする優しい兄。
父と共に捕らえられ、命を落とす。
王族
明聖大妃(ミョンソンテビ):パク・チョンス

【俳優名】パク・チョンス
粛宗の母。西人派の後ろ盾。張禧嬪に強く反対し、宮廷内で大きな影響力を持つ。
セジャ(景宗):ユン・チャン

【俳優名】ユン・チャン
世子(セジャ、のちの第20代王 景宗)
張禧嬪の息子で、温厚かつ聡明。腹違いの弟クムも可愛がり兄弟愛を育む。
・【景宗の家系図】粛宗と張禧嬪の長男として生まれた儚き王の死因と、弟・英祖との確執
クム(延礽君):イ・ヒョンソク/英祖:イ・ソノ

【俳優名】イ・ヒョンソク/最終回英祖役でイ・ソノ
トンイの次男、のちの第21代英祖
神童と称される秀才で、母の志を胸に王として成長。
南人派、トンイの敵対勢力
オ・テソク:チョン・ドンファン

【俳優名】チョン・ドンファン
南人派のリーダー 議政府左議政(最高権力者クラス)
陰謀で政敵を葬る策略家。トンイの父ら剣契に冤罪を着せた黒幕。
チャン・ヒジェ(張禧嬪の兄):キム・ユソク

【俳優名】キム・ユソク
南人派。右捕盗庁大将→礼賓寺正
張禧嬪の兄。表向きは放蕩者だが陰で悪事を指揮する。
ユン氏(張禧嬪の母):チェ・ラン

【俳優名】チェ・ラン
王妃チャンヒビンの母。
出自は奴婢。娘と世子のために執念深く動く。
チャン・ムヨル:チェ・ジョンファン

【俳優名】チェ・ジョンファン
後半第39話から登場。前大司憲チャン・イッコンの息子。
王命により漢城府(都の行政・治安を担う官庁)の庶尹として都に戻り、表向きは公平な人物とされているが、内面は野心家で策謀家。
西人派・老論派
シム・ウンテク:キム・ドンユン

【俳優名】キム・ドンユン
中盤(第24話以降)から登場する、トンイの重要な味方の一人
西人派→老論派。流刑中にトンイと出会う。司憲府持平で復帰。
軽妙洒脱で有能な人物。トンイを度々助ける。
チョン・イングク:ナ・ソンギュン

【俳優名】ナ・ソンギュン
西人派の中心人物。兵曹判書。仁顕王妃の復位や、のちに老論派を率いてトンイの息子・クム(延礽君)を王位継承者として支持する。
監察府
チョン尚宮(チョン・グィイェ):キム・ヘソン

【俳優名】キム・ヘソン
監察府の尚宮。のちに最高尚宮へ。
トンイを女官として育て、誰よりも信頼する理解者。
ポン尚宮(ポン・マルグム):キム・ソイ

【俳優名】キム・ソイ
監察府の尚宮
そそっかしいが心優しい。トンイを慕い、追放時も同行。癒しキャラ。
ユ尚宮(ユ・ミレ):イム・ソンミン

【俳優名】イム・ソンミン
監察府の尚宮
当初は権力を握るが失脚。のちにトンイに許されて改心し、協力者に。
ナム・チョンイム:チョン・ユミ

【俳優名】チョン・ユミ
監察府の女官。筆跡鑑定の名手。最初はトンイに冷たかったが実力を認めて信頼を寄せる。
エジョン:カン・ユミ

【俳優名】カン・ユミ
監察府。力自慢の女官。はじめはトンイを警戒するがのちに忠実な味方となる。
その他印象的な人物たち
掌楽院 ファン・ジュシク:イ・ヒド

【俳優名】イ・ヒド
掌楽院直長。頑固で口うるさいが、トンイにとって父のような存在。
トンイの才能を早くから見抜き、陰ながら支える温かい人物。
掌楽院 パン・ヨンダル:イ・グァンス

【俳優名】イ・グァンス
掌楽院の楽師。気が小さいが愛嬌のある存在で、トンイを妹のようにかわいがる。チョンスを兄貴と慕い、コミカルな場面での名脇役。
ソリ:キム・ヘジン

【俳優名】キム・ヘジン
平壌の妓生。トンイの兄に思いを寄せていた。都落ちした際、ケドラと共にトンイを助ける。
捕盗庁 ファン武官:パク・キルス

【俳優名】パク・キルス
捕盗庁の武官
お調子者だが情に厚く、ヨンギ、チョンスの部下として活躍。
ハン内官:チョン・ソニル

【俳優名】チョン・ソニル
粛宗付きの内官。内侍府尚膳(内官のトップ)
粛宗に仕えながら、王とトンイの関係を陰から支え、真面目ながらお茶目なキャラ。
占い師キム・ファン:チョン・インギ

【俳優名】チョン・インギ
占いと人相学に長けた道士。トンイと張禧嬪を「天乙貴人(特別な運命を持つ者)」と占う。
雲鶴(ウナク/キム・グソン):メン・サンフン

【俳優名】メン・サンフン
物語後半から出る人物。在野の学者(ソ・ジョンジェの師)。当代一の学者だが、権力や名誉を嫌い、宮廷や政治から距離を置いて学問に専念している。トンイの願いでクムの師匠となった。
ソ・ジョンジェ:キム・ミョンヒョン

【俳優名】キム・ミョンヒョン
物語終盤で出る人物。進士(科挙合格者)でありながら、宮廷や政治には関わらず、質素で清廉な暮らしをしている人物。
トンイは息子・延礽君(ヨニングン、後の英祖)の婚姻相手を探す際、名門や権力家の娘ではなく、ソ・ジョンジェの娘(ヘイン)を自ら選びます。ソ・ジョンジェの家は「王気が流れる家」との言い伝えがあり、また彼自身が延礽君の師匠ウナクの弟子でもあったため、トンイは「真の力」を息子に与えたいと考えてこの縁談を決めました。
人物相関図


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