最下層の身分から、朝鮮王朝第19代・粛宗(スクチョン)に寵愛され側室となり、後の名君、第21代国王・英祖(ヨンジョ)の母となった、女性トンイの波乱万丈な人生の物語。
この記事ではトンイの時代背景やあらすじ、トンイのモデルとなる実在した史実の人物についてまとめています。
韓国時代劇 トンイのドラマ情報
トンイ(同伊/동이/Dong Yi)
- 放送:2010年 MBC
- 話数:全60話
- 演出:
- イ・ビョンフン(「宮廷女官チャングムの誓い」、「イ・サン」)
- キム・サンヒョプ(「華麗なる誘惑」、「王は愛する」)
- 脚本:キム・イヨン(「イ・サン」、「華政(ファジョン)」)
トンイの時代背景・年代
トンイの舞台は、朝鮮王朝時代中期、17世紀末。第19代国王、粛宗(スクチョン)の時代。
粛宗はわずか13歳で即位しましたが、朝鮮王朝時代の中でも、粛宗の時代は一番政権闘争が激しい時期でした。
ドラマ「トンイ」の中でも、南人(ナミン)派と西人(ソイン)派の対立を背景にストーリーが進んでいきます。
トンイは実在した トンイに出てくる主な史実上の人物
トンイは、淑嬪崔氏(スクピンチェシ)という実在した人物がモデルです。
淑嬪崔氏(スクピン チェシ):ドラマではトンイですが、本名は不明。第19代国王粛宗の嬪、第21代国王英祖の生母。奴婢のムスリ(宮中の下働き)出身から、粛宗に寵愛されて側室の最高位までのぼりつめる。後年は宮外で暮らし、息子・延礽君(ヨニングン)の私邸で49歳で生涯を閉じたとされています。
低い身分から側室の最高位「嬪」になり、第21代英祖の生母になった淑嬪崔氏ですが、針房(チムバン)の女官であったという説もあります。
- 粛宗(スクチョン):第18代 顕宗の長男で、19代国王。13歳で即位し摂政を受けず自ら統治。3度に渡って政権与党を入れ替える「換局」を行い、王権を強化し社会諸制度整備と、経済発展に業績を残す。(在位1674~1720年)。
- 張禧嬪(チャン・ヒビン):本名は張玉貞(チャン・オクチョン)。第19代国王粛宗の側室で、第20代国王景宗(キョンジョン)の生母。朝鮮史上唯一の中人出身で王妃にまでのぼりつめたが、後に粛宗に賜死を命じられるまでに権力に固執した事から、「朝鮮三大悪女」と呼ばれている。
- 仁顕王后(イニョンワンフ):粛宗の2番目の正室。元々病弱で、子宝にも恵まれず、南人派の策略によって廃位となり貧困生活を送る。復位後も、廃位時の困窮した生活がたたり、若くして死去。
トンイのあらすじ
物語は、トンイの子供時代から始まります。
17世紀末の朝鮮王朝、高官が殺害される事件が頻発する。ある湖畔で、司憲府大司憲チャン・イクホンが狙われ、賤民の地下組織、剣契(コムゲ)の首長の娘であるトンイが、流れ着いた瀕死のチャン・イクホンを発見するが、そのままチャン・イクホンは死亡する。事件の犯人を剣契の父や兄たちの仕業にされ、父や兄たちの無実を晴らす為に、宮中の掌楽院(チャンアグォン)の下女になる…
トンイ 登場人物相関図
トンイのキャスト
主人公 トンイ/ハン・ヒョジュ
「春のワルツ」
「華麗なる遺産」
「W-君と僕の世界-」
ハン・ヒョジュさんは深田恭子さんに似ていると話題になったとか…確かに(笑)
トンイの幼少期/キム・ユジョン
「善徳女王」
「太陽を抱く月」
「雲が描いた月明かり」
5歳で子役としてデビュー。まだ19歳って…(2018年)
粛宗(スクチョン)/チ・ジニ
かわいい王様
「宮廷女官チャングムの誓い」
「大風水」
禧嬪張氏(ヒビン チャンシ)/イ・ソヨン
迫力あるチャン・ヒビンを演じたイ・ソヨン
「天使の誘惑」
「Dr.Jin」
車天壽(チャ・チョンス)/ ペ・スビン
癒やしのチョンス兄さん
「朱豪」
「華麗なる遺産」
「秘密」
徐龍基(ソ・ヨンギ)/ チョン・ジニョン
捕盗庁(ポドチョン)の従事官。王の信頼を得る忠臣。
「ブレイン」
「ラブレイン」
「華麗なる誘惑」
仁顕(イニョン)王妃 / パク・ハソン
優しい王妃
「誘惑」
「3days(スリーデイズ~愛と正義~)」
「おひとりさま~一人酒男女~」
トンイまとめ
韓国時代劇を見ていると、何時代なのか?時代背景や、この人物は実在しているのか?とか気になりますよね。トンイの時代、歴史的背景とキャストなどをまとめました。