トンイの階級と衣装の変化を徹底解説|朝鮮王朝の王妃・側室・女官の位とは?

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韓国時代劇ドラマ「トンイ」の中で、奴婢という身分だったトンイが掌楽院(チャンアグォン)のムスリから、監察府(カムチャルブ)の女官、そして側室になっていきますが、位・階級が変わっていきます。

また、チャン・オクチョン(張禧嬪/チャンヒビン)が尚宮から側室になるまでの間も、名分が…とか、タイミングなど、側室の位について色々と目論見がありました。

ドラマを見ていると、色々な位の用語が出てきて、混乱してきたりしますよね(^_^;)

この記事では、ドラマ「トンイ」の階級と衣装の変化と、朝鮮王朝での王妃、側室女官階級制度をまとめました。

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トンイの宮女から側室へ位の変化と衣装

掌楽院の奴婢時代

トンイは、第4話の終盤で掌楽院(チャンアグォン)の奴婢、ムスリ(下働きの下女)として働き始めます。

「ムスリ」とは、朝鮮王朝時代の王宮で雑用や力仕事(水汲みや荷物運びなど)を担当していた最下層の使用人のこと。

監察府(カムチャルブ)の女官に

粛宗によって掌楽院(チャンアゴン)のムスリ(雑役奴婢)から監察府の監察女官に抜擢されます。

承恩尚宮(スンウンサングン):王の寵愛を受けた女官(正五品)

  • 尚宮の中でも特別な地位
  • 花模様の飾りや絹の衣装など、視覚的に豪華に
  • この頃からトンイが「特別な存在」として扱われ始める

承恩尚宮(スンウンサングン)/特別尚宮は、王から寵愛を受けた女官で、身分に関わらず正五品の尚宮となります。側室よりは位が下ですが、女官の中では最上位の地位になります。なお、ここから側室になるには、子を生むなどの功績がないと側室にはなれませんでした。

淑媛(スグォン):側室としてのスタート(従四品)

  • 王の子を懐妊する可能性もある地位
  • 色味は落ち着いた紅色、髪飾りも増える
  • 張禧嬪よりは控えめだが、「側室らしさ」が強く演出される

トンイ(淑嬪崔氏)は、承恩尚宮として王の寵愛を受けた後、「淑媛(スグォン)」に昇格しました。これは側室として正式に認められたことを意味し、王室内での地位が大きく上がった重要な転機です。

淑儀(スギ):中位の側室(従二品)

第47話でトンイは淑儀(スギ)に、息子のクムはヨニン君(グン)となります。

張禧嬪との対立が激化する時期でもあります。

淑嬪(スクピン):側室の最高位(正一品)

第51話で粛宗(スクチョン)がトンイを張禧嬪(チャン・ヒビン)と同格の淑嬪(スクピン)に任命します。金の刺繍が全体的に増えています。

嬪(ピン)は、朝鮮王朝時代の王の側室の中でも最高位の階級になり、その上は正室の王妃(中殿)で、王妃になると品階はなくなります。

ドラマの中で、トンイは身分の低い奴婢から始まり、王の側室として最高位にまで上り詰めるという波乱万丈な人生を歩みました。

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トンイに見る朝鮮王朝の階級制度 側室、女官の官位

李氏朝鮮時代の王宮で暮らす女性の階級を表にまとめました。

王妃・側室の位(称号)~承恩尚宮

朝鮮王朝時代の王妃・側室の位(称号)・階級制度は以下の通りです。

 品階称号
正室無階王妃(ワンビ)、中殿(チュウデン)
側室正一品嬪(ピン)
従一品貴人(クィイン)
正二品昭儀(ソイ)
従二品淑儀(スギ)
正三品昭容(ソヨン)
従三品淑容(スギョン)
正四品昭媛(ソウォン)
従四品淑媛(スグォン)
女官正五品承恩尚宮(スンウンサングン)

女官の階級一覧

品階名称
正五品尚宮(サングン)、尚儀(サンイ)
従五品尚服(サンボク)、尚食(サンシク)
正六品尚寝(サンチム)、尚功(サンゴン)
従六品尚正(サンジョン)、尚記(サンギ)
正七品典賓(チョンビン)、典衣(チョニ)、典膳(チョンソン)
従七品典設(チョンソル)、典製(チョンジェ)、典言(チョノン)
正八品典賛(チョンチャン)、典飾(チョンシク)、典薬(チョンヤク)
従八品典燈(チョンドゥン)、典彩(チョンチェ)、典正(チョンチョン)
正九品奏官(チュグン)、奏商(チュサン)、奏角(チュガク)
従九品奏変微(チュビョンチ)、奏微(チュチ)、奏羽(チュウ)、奏変官(チュビングン)
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トンイ 朝鮮王朝の階級 張禧嬪チャンヒビンの側室~王妃まで位

ドラマ「トンイ」の中に出てくる、張禧嬪/チャン・ヒビン(オクチョン)も、粛宗の母の明聖大妃(ミョンソンテビ)に嫌われ、なかなか正式な側室として認められませんでしたね。

懐妊を機に淑媛(スグォン)になり、王子を出産後、「禧嬪」となり、その後、仁顕王后(イニョン王妃)が廃妃された後、王妃(中殿)にまでなりました。

張禧嬪/チャン・ヒビンについては朝鮮三大悪女と呼ばれていて、「トンイ」でも彼女の生き様は見どころの一つでした。

トンイで見る側室階級の変遷と衣装まとめ

韓国ドラマ『トンイ』は、李氏朝鮮時代を舞台にした時代劇で、その主人公である「トンイ」のモデルとなったのは、実在の歴史人物である淑嬪崔氏(スクピン・チェシ)です。

淑嬪崔氏は、李氏朝鮮の第19代国王粛宗(スクチョン)の側室であり、第21代国王英祖(ヨンジョ)の生母として知られています。実際の淑嬪崔氏については、彼女が粛宗から寵愛を受けたことや、英祖を含む3人の子供を出産しています。

この記事では主人公トンイの階級制度の変遷をまとめました。

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この記事を書いた人
韓ドラ散歩道

「韓ドラ散歩道」を運営している韓ドラ大好き主婦です。
最近は特に「韓国時代劇」に夢中。王様・王妃・側室たちのドラマを、歴史や家系図・人物相関図とあわせて楽しく深堀り中!楽しくわかりやすい解説を心がけています。

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