韓国時代劇『トンイ』は、主人公の成長と愛、そして信念を描いた名作として多くのファンに愛されています。
最終回・第60話の結末では、「トンイは最終回で死んだの?」「死因は?」「あのラストシーンはどういう意味だったの?」という声も。
この記事では、最終回のあらすじとラストシーンの意味、そして史実との違いを分かりやすく解説。
さらに、登場キャラクターたちのその後などをまとめました。
- トンイ最終回のあらすじと死因に関する描写をドラマ・史実両面から徹底解説
- 草原のラストシーンが象徴する意味と、登場した女の子の正体とは?
- 脇役キャラクターたちの結末や、英祖(ヨンジョ)へ受け継がれた想い
トンイの死因は?最終回でなぜ死んだのか?【ドラマ徹底解説】

最終回 第60話のあらすじまとめ
最終回では、トンイ(同伊)が宮廷を離れる決意をします。
粛宗(スクチョン)に引き止められ、悲しむ息子の延礽君(ヨニングン)に優しく何度も言い聞かせて、「無力な民のために生きる」と誓い、梨峴宮(イヒョングン)へ移ります。
梨峴宮では、誰でも助けを求められるように塀を壊し、困っている人々に粥を配り、訴えを聞くなどの活動を開始。ポン尚宮ら女官たちが奔走します。民のために尽力する日々が続きますが、過労で鼻血を出すほどに疲弊していきます。
そんな中、賎民の少女・ヨリが冤罪で捕まった父を救ってほしいとトンイに助けを求め、トンイはソ・ヨンギやチャ・チョンスたち仲間と共に捜査を開始し、役人たちの不正を暴いて、無実の父親を救い出すことに成功しました。
年月が流れ、トンイの息子クム/延礽君(ヨニングン)は第21代国王・英祖(ヨンジョ)として即位します。
「トンイ 最終回 61話」と検索されることがありますが、正確には全60話で完結しています。配信サイトや放送形態によっては最終話が2分割されていたり、61話相当の構成に見える場合があります。
トンイの死因は?ドラマで描かれた「その後」と「ラストシーン」
『トンイ』最終回での「死」に関する描写は、直接的な死の場面や死因は描かれていません。
物語のラストでは、トンイが宮殿を離れ、最も弱い人々のために生きることを決意し、その後の人生が省略されて、息子(英祖)が母の墓を訪れるシーンが描かれます。
この演出により、トンイがすでに亡くなったことが示唆されますが、いつ・どのように亡くなったのか、また死因についてはドラマ内で明確に語られていません。
ラストシーンでは、草原を歩くトンイのもとに粛宗が現れます。
ふたりは抱き合い、手を取り合い、寄り添いながら歩き出します。
最終回に登場した女の子の正体は?
最終回では、英祖(ヨンジョ)が彼の護衛として寄り添うチョンスとともに、トンイの墓参りをする場面があり、そこで一人の賎民(身分の低い階級)の少女が登場します。
この女の子は、トンイの幼少期を演じた子役・キム・ユジョンが再び登場して演じており、父親にも「トンイ」と呼ばれていますが、トンイの縁者というわけではなく、、「トンイの精神や優しさが時代を超えて受け継がれていく」という象徴的な意味合いを持っています。
以下は、英祖の側近となっているチョンスと少女とのやり取りになります。
少女は、昭寧園(ソリョンウォン)=トンイ(淑嬪崔氏)のお墓の周辺で、「害虫を捕まえる仕事」をしていた村の子どもです。
少女はチョンスに対してこう話します。
「淑嬪様(トンイ)は、賎民のために尽くした方だから、お金を受け取らずに働いています」
チョンスは、賎民の少女に優しく声をかけます。
「貴い志を抱けば、誰でも貴い人間になれるのだ」
少女は驚きながらも、チョンスの言葉を真剣に受け止め、すぐに父親にその言葉を伝えます。
「身分に関係なく、心が大事なんだって。
貴い志を持てば、私たち賎民でも立派な人間になれるって!」
父親も「その通りだ」と少女に答え、トンイが遺した“すべての人に希望を持たせる教え”が、確かに次世代へと受け継がれていく様子が描かれます。
トンイの死因 最終回で死んだドラマ描写と史実の違いは?
- 史実でのトンイ(淑嬪崔氏)は何歳まで生きた?晩年は?
- トンイ最終回での脇役キャラクターたちの結末
史実でのトンイ(淑嬪崔氏)は何歳まで生きた?晩年は?
史実におけるトンイ(淑嬪崔氏)の晩年は、ドラマで描かれたような民衆との交流ではなく、病気と静かな私邸生活に包まれたものでした。
- 晩年は粛宗の命により宮廷を離れ、梨峴宮(イヒョングン)で暮らすようになります。
- 1716年頃から健康を崩し、息子・延礽君(ヨニングン/後の英祖)の私邸で療養。
- 1718年、48歳で病死。病名は不明ですが、当時の記録では「薬をたびたび送った」と記されています。
- 粛宗とは晩年には疎遠になっており、実際の面会記録は残っていません。
- 最期は息子・延礽君に看取られたとされ、葬儀は王族として粛々と行われました。
- 墓所は現在の京畿道坡州市にある昭寧園(ソリョンウォン)です。
ドラマでは「民のために生きるトンイ」が描かれましたが、実際にはそのような活動記録はなく、政治的に静かに退いた人生の終わりを迎えています。
トンイ最終回での脇役キャラクターたちの結末
- 延礽君(ヨニングン/クム)
母・トンイの姿を見て「民を思う王になろう」と決意。
後に第21代王・英祖として即位し、長く朝鮮を治める名君となりました。 - チャ・チョンス
トンイの兄的存在として支え続け、英祖の即位後はその護衛・側近として登場。
最終回では、賎民の少女に「志があれば貴い人になれる」と教える場面が印象的です。 - ポン尚宮(サングン)
トンイに付き添い、宮廷を共に出て梨峴宮でも変わらず献身的に支える。
民への粥の配給や相談の対応に奔走し、晩年のトンイを影から支えた忠臣。 - ソ・ヨンギ
かつての重臣ですが、晩年は官職を離れ、賎民に武術を教える活動に。
トンイに呼び戻され、冤罪事件の解決にも協力します。 - チョン尚宮(チョン・サングン)
監察府の尚宮で、トンイの恩師的存在。梨峴宮に移ったトンイを引き続きサポートし、民の相談対応などに奔走します。
これらの脇役たちは皆、トンイの信念に共鳴し、それぞれの形で「民のために尽くす」姿を見せて終わっています。
トンイの最終回 いつ死んだのか?死因についてまとめ
ドラマ『トンイ』最終回では、主人公トンイが「無力な民のために生きる」という決意を貫き、宮廷を離れて新たな人生を歩み始める姿が描かれました。
過労に苦しみながらも、民たちに寄り添い続けたトンイ。最期には、草原で粛宗と静かに再会し、立場を超えた深い絆で結ばれる――そんな余韻を残す美しいラストシーンが印象的でした。
トンイ最終回をもう一度見る方法(動画視聴ガイド)
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