
韓国ドラマ「奇皇后」に出てくるタルタル様。かっこいいですよね。演ずる俳優は、チン・イハンさん。
初めて出てきた時に、「何、このイケメン貴公子」って思いました(*´Д`*)そしてドラマの中のタルタル様に恋しましたね!
今回は、ドラマ奇皇后のタルタルは実在するのか?奇皇后の時代背景についてご紹介しています。

ネタバレも入っていますので奇皇后を未視聴・途中の方はご注意を(^_^;)
奇皇后のタルタル将軍がとってもかっこいい
韓国ドラマ「奇皇后」は、14世紀 元(げん)王朝時代に、高麗出身の貢女から皇后までのぼりつめた実在の女性、奇皇后をモチーフにした時代劇ドラマです。
元(げん)は、中東アジアから東ヨーロッパまで広大な領域にまたがったモンゴル帝国の後裔の一国であり、そのうち中国本土とモンゴル高原を中心領域にモンゴル帝国皇帝の直轄地として、1271年から1368年まで東アジアと北アジアを支配したモンゴル人が建てた征服王朝である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%83_(%E7%8E%8B%E6%9C%9D)
奇皇后に出てくる、タルタル将軍。
元(げん)の武将であり伝統を重んじる生粋の軍人ペガンの甥。軍師としてペガンを支えます。
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寡黙で冷静沈着、学問に秀で、物語の後半ではスンニャン(ヤン)の師となりあらゆる場面で助力するタルタル様。
韓国時代劇って、実在の人物をモチーフにしていても、ストーリーとかは創作も多かったりもするので、麗しいタルタル様はさすがに架空の人物だろうなぁ…と思ったのですが。
タルタルに相当する人物がいるではないですかっ!
奇皇后 タルタルは実在する人物だった!モデルは元の宰相 トクト
史実上で、タルタルに相当する人物として、元の宰相、トクトという人物がいます。
トクトは、バヤンの甥です。(父はバヤンの弟、マジャルダイ)
バヤン(伯顔)は元(げん)後期の将軍で、ドラマ奇皇后で、ペガンのモデルとなる人物です。
このペガン将軍も渋くて素敵ですよね。奇皇后のキャストはこちらにまとめてあります。

史実上の流れ・宰相としてのトクトは、以下のとおり。

元朝後期の将軍・英雄エル・テムル(燕鉄木児)の独裁政治(ドラマではヨンチョル丞相)が続く
エル・テムル病死後、バヤンが皇帝トゴン・テムル(順帝/ドラマではタファン)を立てる(1333年即位)
奇皇后48話タルタル様の最大の見せ場であります
ドラマ奇皇后では、ヤンとペガンの対立が激化していき、国と民の行く末を憂い、苦悩の末タルタルはペガン将軍を最後討ちますが、実際はというと…
トクトがバヤンの養子になるが、バヤンが専横を極めたため、1340年2月に皇帝トゴン・テムルとクーデターを起こしバヤンを追放する。
(ドラマでは終盤ですが、史実ではトゴン・テムル即位から7年で起こっているんですね)
バヤンが廃した科挙を再開し、中書右丞相となる。
(このあたり、ドラマでも征服戦争に躍起になるペガンに、今は内政に励むべきであること、科挙を復活させて文官を登用し軍事優先の武断政治から文治主義への重要性を忠言していますよね。ペガンは聞く耳持たずでしたが…)
(また、バヤンは漢族を虐殺して人口を減らすことを提案するなど、中国文化を排撃したことで有名と、ドラマでも、タルタルがさすがにこれは見過ごせなかった…!という場面がありました。)
トクト「金史」、「遼史」、「宋史」を完成させる。(中国二十四史、中国の王朝の正史)
トクトの父がトゴン・テムルによって追放され、一緒に辞職するも、父の死後、冤罪が明らかになり復帰して中書右丞相に。
1350年、トクトは新しい紙幣『至正交鈔』の発行を行う。
奇皇后ではタルタル様は戦死でしたが…
1354年紅巾の乱の鎮圧の為に遠征に出るも、トゴン・テムルの寵臣ハマ(哈麻)の讒言(ざんげん)を受けて追放され、護送中に反対派に毒殺される。
ここでトクト将軍死す。

ドラマの中では、タルタルは、反乱軍鎮圧の遠征で戦死したという報告をヤンが受けていました。
トクト追放により遠征軍は崩壊、元朝政府も混乱を極める。
7年後、反対派が失脚すると名誉回復がされる。
1368年に反乱軍、朱元璋が明を建国し、トゴン・テムルらは大都を放棄し北のモンゴル高原へ逃げる。元朝が終わり、以降、北元に。(奇皇后の息子、アユルシリダラは北元の皇帝になる)
こうして見ると、トクト…タルタル様、めっちゃ名将・名宰相じゃないですか。
あんな麗しいイケメンで名将とか最高です。(妄想)
タルタルってスンニャン(ヤン)の事好きだったのか?
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奇皇后のドラマの中では、最初スンニャンとは敵対関係にあるタルタルでしたが、後半、スンニャン(キ・ヤン)が皇后候補になるくだりから、学問の師として、師弟関係を結びますよね。
タルタルがヤンの聡明さ・能力を認め、陰ながら見つめる様は、「もしかしてタルタルはヤンのことが好きなのかな…」と思わせるものがありました。
ドラマの中では、直接的な言動はありませんでしたけどね…。でもあの美人でかっこよくて頭が良くて強いスンニャンが側にいたら、誰でも恋するんじゃ…って思います(笑)
奇皇后 タルタル役の俳優 チン・イハン プロフィール
奇皇后でタルタル役を演じた俳優は、チン・イハン(キム・ジハン)さん。

チン・イハン(진이한/Jin YiHan/真理翰)
- 本名:キム・ヒョンジュン(김현중)
- 別名:キム・ジハン(김지한)
- 生年月日:1978年10月10日(46歳)てんびん座
- 身長:180cm
- 体重:71kg
- 血液型:O型
- 趣味:ゴルフ
- 特技:ムエタイ、ダンス、フィンガーバレー(指ダンス)、声色、筆、絵
奇皇后のドラマは2013年10月28日から2014年4月29日放映ですので、放映当時は、35歳ですね。
なお、史実のトクトが、皇帝とクーデターを起こし、バヤンを追放したのが26歳ですが、雰囲気的には28歳~30歳位に見えました。
もっと若いかと思った…と思うくらい、美しい俳優さんで、この方がタルタル役をされたから余計にタルタルが目立ったのでしょうね(笑)
なにしろ、スンニャンを支え、頭脳明晰で知性にあふれ、そして腕も立つ将軍タルタルは、女性ファンから「脳がセクシーな男」とキャッチコピーがつけられるくらいですから。
日本では、奇皇后のタルタル役で魅力的な低音ボイスとクールな演技で人気が出たチン・イハンさんですが、元は、2002年にミュージカル俳優としてデビューし、2004年から芸名:チン・イハンで活動しています。
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別名がキム・ジハンとありますが、2016年9月ドラマ「黄金のポケット」で芸名をキム・ジハンに変更するも、2018年1月「クロス」からチン・イハンに芸名を戻しています。
チン・イハンさんの事を調べていくと、厳格な家庭で育ち、誠実で礼儀正しく、好青年のエピソードが見られます。
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褒められたり自分の事を話す時には恥ずかしそうに顔を覆うなどシャイな一面もあるとか、クールなイメージですが、コミカルな部分もあったり。。
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控えめにいって、こういう男性、「猛烈にタイプです(笑)」
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チン・イハンさんの出演ドラマ
- 『Dr.JIN』助演ホン・ヨンフィ役
- 『弁護士の資格~改過遷善』助演チョン・ジウォン役
- 『マイ・シークレットホテル』主演ク・ヘヨン役
- 『やってきた !ファミリー』主演チェ・ドンソク役
- 『黄金のポケット』主演ハン・ソクフン役
- 『クロス 크로스 』助演イ・ジュヒョク役
チン・イハンさんには、もっと時代劇に出てほしいですね~。時代劇の衣装と長髪が本当に似合います。花郎や麗などの若手イケメン時代劇ドラマに一緒に出てても多分、全然問題なかったのでは(笑)
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奇皇后タルタルまとめ
ドラマ「奇皇后 ~ふたつの愛 涙の誓い~」のタルタルのモデルとなった実在の人物と時代背景、キャストでタルタル役を演じた俳優、チン・イハン(キム・ジハン)さんのプロフィールをまとめました。