赤い袖先の最終回を考察 老人や夢の意味は?

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『赤い袖先』の最終回について「どういうこと?」「老人は誰なのか?」「夢だったの?」など多くの視聴者が様々な感想や物語の余白について語り合っています。

この記事では、最終回のあらすじやカメオ出演の老人、夢のシーンの意味などを考察します。

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赤い袖先の最終回考察 老人の意味とは?

赤い袖先は全何話?最終話は何話?
赤い袖先 最終回あらすじとその結末【ネタバレあり】
最終回に出てくる老人は誰?

赤い袖先は全何話?最終話は何話?

韓国ドラマ「赤い袖先」は、オリジナルは全17話、BSテレビで全27話放送、VOD配信だと全36話です。

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管理人はU-NEXTでの視聴でしたので第34~36話を最終話として解説しています。BSテレビ放送だと26~27話になります。

赤い袖先 最終回あらすじとその結末【ネタバレあり】

世子の死

宮女ソン・ドギムは王イ・サンの側室となり、2人の間には文孝(ムニョ)世子が誕生しますが、麻疹の流行により幼い命を失ってしまいます。ドギムは妊娠中だったため、息子の最期を看取ることもできませんでした。深い悲しみに沈むドギムにサンは、王族として毅然とした態度で悲しみを乗り越えろと励まします。

その後、女官仲間のヨンヒが密通の罪で死罪となり、ドギムは彼女に会いに行きます。ヨンヒは「自分の望む通りに生きてみたかった」と語り、ドギムもまた自らの自由と愛の間で葛藤し続けます。

ドギムの最期

やがてドギムも病に倒れ、最期に会いたいと願ったのはサンではなく親友たちでした。サンが駆けつけると、ドギムは「来世で自分を見かけてもどうか見なかったふりをして通り過ぎてほしい。恨んでいるわけではないが、来世では自分が望んだ通りに生きてみたい」と言い遺し、息を引き取ります。サンは「自分が無理やりドギムを側室にしなければ、こうはならなかった」と後悔の念を口にします。

サンのその後と余韻

ドギムの死後、世継ぎのため新たな側室選びが行われますが、サンはドギムに似た者ばかりが集められたことに怒り、最終的に選び直した側室はドギムに何一つ似ていませんでした。サンは王としての義務を果たすため、ドギムのことを忘れようと決意します。

時は流れ、サンの治世は太平聖代と呼ばれていました。サンは提調尚宮(チェジョサングン)となったギョンヒからドギムの遺品を受け取ります。更に月日が経ち、サンも病に倒れ、最期にはドギムの膝の上で眠る夢のようなシーンが描かれます。

最終回に出てくる老人は誰?

最終回で象徴的な登場人物としての老人

最終回で登場する「老人」は、主人公イ・サンの治世を総括し、物語のクライマックスに深い意味を与える重要な象徴的キャラクターです。

イ・サンがドギムを忘れると決意した後、シーンが変わり、中年になったイ・サン(五十路前)と老人が出会います。

この老人は、イ・サンの治世を振り返りながら「これまで見てきた4人の王の中で、これほどまでに太平な世はなかった」と語りかけ、イ・サンの努力と功績を称賛します。

キャスト:カメオ出演 名優・イ・スンジェ

この老人役を演じたのは、イ・ソジン主演の『イ・サン(2007年』で英祖(ヨンジョ)役だった名優・イ・スンジェでした。

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「イ・サン」視聴者としては胸熱・感慨深い演出でしたね。

老人の象徴するもの

老人の登場は、イ・サンがこれまで背負ってきた重圧や孤独、愛と義務の葛藤を受け入れ、人生を肯定的に振り返るきっかけになるシーンのように感じられました。

老人との対話を通じて、イ・サンは自分の選択や苦悩が無駄ではなかったことを再確認し、物語の中でずっとあった葛藤から解放されたのではないでしょうか。

補足:ドギムの死因は何だったのか?

ソン・ドギム(宜嬪ソン氏)の死因は、明確な病名や死因は語られていません。

サンが風邪をひいたある日、ドギムは妊娠中の身でありながらも、王の看病のために御前へ足を運びます。

ドギムは昔のように詩経を読み聞かせますが、そのとき本当に体調を崩していたのはドギムの方でした。サンがふと彼女に触れると、ドギムの身体は熱く、次の瞬間には倒れてしまいます。

それから3日間、ドギムは意識を失ったまま眠り続け、意識が戻ったあとすぐに静かに息を引き取ります。

一方、モデルとなった実在の人物「宜嬪成氏(ウィビン・ソンシ)」については、史実では肝硬変によって亡くなったと記録されています(Wikipediaより)。

彼女は3人目の子を妊娠していた時期で、さらに、息子の文孝世子を亡くしたわずか数ヶ月後の死でもありました。

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赤い袖先の最終回考察 老人の意味・夢のシーン考察

  • 赤い袖先 最終回の夢のシーン考察 どういうことなのか?
  • 赤い袖先はハッピーエンドなのか?
  • 赤い袖先の最終回はアドリブ?

赤い袖先 最終回の夢のシーン考察 どういうことなのか?

最終回のクライマックスでは、王イ・サンが病に倒れ、夢の中で亡きドギムと再会する象徴的なシーンが描かれます。サンはドギムの膝枕で目を覚まし、2人は穏やかな時間を過ごしますが、これは現実ではなく、サンの死後の世界、または彼の心の中の夢として表現されているようでした。

夢が意味するもの

この夢の中での再会は、サンが現世で果たせなかったドギムへの愛や未練、そして彼女への謝罪や感謝の気持ちを昇華させる場となっています。サンは現実世界でドギムを失い、深い悲しみと後悔を抱えて生きてきましたが、最期に夢の中でドギムと再び出会い、彼女とともにいることを選びます。

このシーンは、サン自身が「あの世」に導かれ、ドギムと永遠に一緒になることを選択したことを示唆しています。ドギムは「今ならまだ引き返せる」と語りますが、サンは彼女と共にいる道を選び、2人は自由に花咲く庭で寄り添う姿が描かれます。

赤い袖先はハッピーエンドなのか?

『赤い袖先』の最終回は、単純なハッピーエンドともサッドエンドとも言い切れない、余韻のある終わり方でした。

静かな別邸、咲き誇る花々、穏やかな時間。

そこには、王と側室ではなく、ただのサンとドギムとしての2人の姿がありました。
現実では決して得られなかった幸せな時間が、夢の中──あるいは死後の世界で──ようやく与えられたのかもしれません。

現実としては切ない結末ですが、「夢の中でようやく心から笑い合えた2人は、きっとあの場所で永遠に生きていくんだ」と思えるような静かなハッピーエンドとも言えるでしょう。

赤い袖先の最終回はアドリブ?

『赤い袖先』最終回では、イ・サンとドギムが最後の対話、食事のシーンなどの場面でジュノ(2PM)の演技にアドリブ感を感じる人も多かったと思います。

赤い袖先最終回考察まとめ

『赤い袖先』の最終回は、現実の悲しさと“想いが報われる世界”の両方を描いた、余韻の残るエンディングでした。

ドギムを愛しながらも、太平の世を築くために王としての責務を全うしたイ・サンが、夢の中でようやく彼女と心を通わせる――それは「王と宮女」ではなく、「一人の男と女」としての静かな救いだったのかもしれません。

韓国時代劇
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この記事を書いた人
韓ドラ散歩道

「韓ドラ散歩道」を運営している韓ドラ大好き主婦です。
最近は特に「韓国時代劇」に夢中。王様・王妃・側室たちのドラマを、歴史や家系図・人物相関図とあわせて楽しく深堀り中!楽しくわかりやすい解説を心がけています。

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